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債権者対策:保証人対策1

債権者と言えば銀行から、取引先、街金融まで全てを含みますが、此処では取引先を中心に考えてみます。

取引先対策

取引先にも仕入先と販売先がありますが金銭的な御迷惑をおかけすると言うことで仕入先との関係が重要です。あくまでも再起を期するということを考えた場合の対策を考えます。

まず、冷静になってどのようなふうにすれば再起できるかを充分考えます。一つ一つの重要項目を数字に表して具体化して、事業再建計画案を作ります。こんな案を相手が呑んでくれるだろうか?と言うような発想ではなく、自分にとって可能な本音の案を作ること、そして自分にはこれしかない、どうしてもこれで行く、といった強い信念を持ってください。

売上は:当然販売先で有る各社の御協力が必要になりますので、整理案を実施したあとも協力して仕事をもらえるものかどうかの判定が大事になります。

仕入れは:整理案を作るに当たって最も大事な神経を使う部分です。例えば;今まで1000万の買掛金がが有る場合、金額を半分にカットしていただき、残額の500万を月々100万づつ5回に分けて支払う、これからの仕入れについては約定どおり、末締めの翌月末の振込みの支払いを厳守する。このとき間違っても手形での支払いをしてはいけません。手形、小切手は一切きらない覚悟で臨んでください。

仕入先の方の反応はどうでしょうか?初めはショックでしょうし怒りもするでしょうが、よく考えてみたら、ここで再建案に反対してみても、倒産をされてみたら殆ど何も回収できない、少し時間は掛かるが半分は回収できるし、再建に協力することで毎月其れなりの売上を確保できる。この不景気に、新しい売り先を開拓するのは至難の業でしょう。冷静に考えていただければ協力してくださる方のほうが多いはずです。

このあたりは今までの普段からの社長のお付き合いの仕方が問われるところです。

さて、ずうずうしいと思われるかもしれませんがこの交渉の折にできれば仕入れ価格についての交渉ができれば最高です。ほんの2~3%でもできれば5%くらいの価格の違いはこれからの貴方の再建にどれだけプラスの作用うするか計り知れません。1cmでも前へ、一円でもプラスにと言う会社のプラスのためのあくなき執念があれば必ず再建が可能です。

このようにして作り上げた再建計画案で主だった債権者の方と交渉をしますが、当然全ての債権者から協力的な返事をもらえるわけではないでしょう。次に、弁護士の先生に立ち会っていただき主だった債権者の債権者集会を開きます。その折に大口の2~3の方々にお願いして、協力する由の発言の口火を切っていただきます、自動的でなくとも、こちらからの指名ということでも結構ですので、とにかく大口の債権者の賛成意見を先に取るように持ってゆくことです。反対だった債権者も自分だけが反対することで倒産をさせてしまうような立場にはなりたがりませんのでしぶしぶでも認める方向に傾くものです。

さて、不幸にして不渡りを出してしまった場合はどうでしょうか?一般的には再建はかなり難しくなってきますが、次のような場合は可能性があります。

  1. 現金の売上で営業利益の出ている部門が有ること:飲食店、小売店、通販などの部門
  2. 銀行の項で述べたように、あらゆる銀行の預金を借り入れの有る銀行から非難して有る程度の現金が有ること。
  3. 主力の仕入先の援助が有ること

しかし、これらのよい条件があったとしても、複数の解決できない街金融、商工ローンなどがあった場合などはやはり無理でしょうし、これらの債務がなくても多額の銀行債務が有る場合には、むしろいったん倒産させて、新しい事業として再出発をする方が協力を得られやすいでしょう。最悪の事態を迎える前に現金売上の部門を別会社にする等の自衛策がいざと言うときに功を奏すという方がお分かりと思います。


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